エヌピー通信社の税理士新聞、本日令和3年10月25日号に「小規模事業者の帳簿保存を巡る新問題―改正電帳法・各税法・インボイス方式に関わって―」をご掲載いただきました。

今回は、以前のブログ記事に書かせていただいたような各税法と電帳法の関係から敷衍して、電帳法改正とインボイス方式の導入が小規模事業者に思いがけない事務負担を招くのではないかという懸念を書かせていただいております。将来的に多くの事業者にとっては事務負担の軽減につながる電帳法改正ですが、しかし、これがインボイス方式と相まって、小規模・零細事業者にとっては却って事務負担の増加になり、かつそれは負担しきれないものになってしまうのでは、という問題提起をさせていただきました。

この『税論卓説』を監修されておられる税理士の岡田俊明先生は私の大学院時代の恩師の一人でして、当時は判例研究の講義や夜更けの酒場で、本当にたくさんのことをお教えいただきました。修士課程修了後も何度かこのように記事執筆の機会を賜り、岡田先生に改めて御礼を申し上げます。

（公認会計士・税理士　峯岸　秀幸）