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2021.06.16

第42回 日本公認会計士協会研究大会 福岡大会2021に登壇します

第42回 日本公認会計士協会研究大会 福岡大会2021に登壇します

来る2021年9月17日(金)、福岡で『第42回 日本公認会計士協会研究大会 福岡大会2021』が行われます。本研究大会は、毎年1回、1日かけてあるテーマに沿った研修やパネルディスカッションが行われる全国的(?)イベントです。

この度、本研究大会で行われるパネルディスカッションにパネリストとして登壇させていただくことが正式に決まりました。

本研究大会のテーマは「持続可能な社会の構築に挑む」となっており、いま各所で取り上げられているいわゆるSDGsを主題に据えた報告が多くなされることになっています。なかでも私が登壇させていただくパネルディスカッションのテーマは「社会環境等への変化と対応~税制及びユーザーとしての意識改革」です。

本パネルディスカッションでは、今回のコロナ禍で世界の経済社会構造や日本の税務行政が大きくデジタル化に舵を切ることになったことを踏まえ、今後の申告納税環境や税務調査の在り方がどのように変わっていくと予想されるのか、それに対して我々職業会計人はどのように変化しなければならないのか、といったことが討論される見込みです。

現在、政府は既に税務行政のデジタル化に本腰を入れて取り組んでいる状況ですし(つい先日も国税庁が「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション-税務行政の将来像2.0-」と題する文書を公表しています。)、今後、インボイス制度導入と同時に本格稼働が目論まれている電子インボイスの存在(詳細は以前のブログ記事をご覧ください。)なども相まって、今後数年の間に、税務行政の在り方が急激に変化することが予想されています。その背景には、実は税務行政のデジタル化について日本が世界から大きく後れを取っているという現状があります。

本パネルデスカッションは主に公認会計士向けですので、そのような環境変化を我々アドバイザーがどう受け止めて、クライアントへのサービスをどう変化させていただくのがクライアントの利益に適うのか、ということをお聴きいただいた皆様にお考えいただくための材料を提供するものになればいいな、と個人的には思っています。そういうわけでして、本パネルディスカッションの裏テーマは、職業会計人の税務業務面における持続可能性、になるかもしれないと予感しています(笑)。

登壇される先生は私のほかに、コーディネーターとして成澤信彦先生(公認会計士・税理士)、パネリストとして中村元彦先生(千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科教授・公認会計士・税理士)、佐藤正樹先生(公認会計士・税理士)、高橋貴美子先生(公認会計士・弁護士)の各先生です。

なんと同時間帯に私の古巣である太陽有限責任監査法人の統括代表社員でおられた梶川融先生がご登壇になられる予定で、恐縮しきりです。

現在、パネルディスカッションに向けて税務行政のデジタル化について研究を進めており、その成果は本ブログ記事などを通じてお客様にも還元できればと考えております。また随時、その進捗状況をご報告できればと考えている次第です。

税理士法人峯岸パートナーズ新宿オフィスでは、研修講師のご依頼などを積極的にお受けしております。お問い合わせぺージから是非ご連絡ください。

(公認会計士・税理士 峯岸 秀幸)